【ニュース】 京阪電気鉄道など4社、「ガーデンミュージアム比叡」のシーズン営業開始に合わせたモデルプランを発表 京都府京都市

2014.04.08
京阪電気鉄道株式会社(大阪市中央区、加藤好文社長)、叡山電鉄株式会社(京都市左京区、松下靖社長)、京福電気鉄道株式会社(京都市中京区、西田寛社長)、株式会社ガーデンミュージアム比叡(滋賀県大津市、吉原起人社長)の4社は、比叡山頂の庭園美術館「ガーデンミュージアム比叡」(京都市左京区)が今シーズンが営業を開始する4月19日に合わせ、八瀬・比叡山観光の新たな魅力作りの一環となるモデルプランを発表した。
同モデルプランは、京阪電気鉄道の特急、叡山電鉄の「きらら」号、京福電気鉄道の叡山ケーブル・ロープウェイを利用し、新緑・青もみじが美しい八瀬や、比叡山頂の「ガーデンミュージアム比叡」、延暦寺での観光を楽しむというもの。
同プランでは、通常は鞍馬行きとして運用されている叡山電鉄の看板車両900系「きらら」号(写真)を、「新緑・比叡山きらら」号として10時07分「出町柳」駅発の「八瀬比叡山口」駅行きに充当する。
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「きらら」号は本来、鞍馬線の通称「紅葉のトンネル」と呼ばれる区間(市原~二ノ瀬間)の風景を車内から堪能してもらえるよう、天井部分を一部ガラス張りにし、座席レイアウトを窓向けに配置するなどした展望車両。
一方、京阪電気鉄道では、「新緑・比叡山きらら」号に接続する9時00分「淀屋橋」駅発・9時56分「出町柳」駅着の特急を「比叡山きらら連絡特急」とし、特別ヘッドマークを掲出して運転する。
接続する列車を明確化することで、大阪方面から八瀬・比叡山への行程を快適・スムーズに案内するという。
また、京福電気鉄道は、八瀬比叡山口駅からケーブル八瀬駅への乗り換え途中に、立ち寄りスポットとして散策公園「八瀬 もみじの小径(こみち)」を整備、同日より開放する。
同園は、ケーブル「八瀬」駅に隣接する同社所有の約3,700㎡の敷地に、舗装路・橋・階段・ベンチ等を整備したもので、エリア内には野趣溢れるもみじの巨木が群生し、春は青もみじ、秋は紅葉の新たな名所となることが期待されているという。
なお、「新緑・比叡山きらら」号の運行初日となる4月19日には、「八瀬比叡山口」駅で花の種を乗客にプレゼントする。
また、叡山ケーブルの乗客には、ケーブル「八瀬」駅でケーブルカーのポストカードをプレゼントするとしている。